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会社に戻って、ふとベランダをみると、猫の缶詰が灰皿になってた。

猫はこの前の日曜日に、だれにも看取られず死んだ。
会社では猫の話を誰も口にしない。

最期の、わずか10日だけのつきあいだったけど、それでも猫の思い出が残るこのオフィスにはもうあまりいたくない。