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築地場外のお客さんを訪問したあと、場内のいちばん空いてるお寿司屋さんで海鮮丼(味はふつう)。

入稿作業をスタッフにぶん投げて、渋谷へ。広島風お好み焼きを食べた後(味はふつう)、カネフスキー『動くな、死ね、甦れ!』最終上映にすべりこみ。

蓮實重彦が「これを見逃すことは生涯の損失」と言ったらしいので、そう言われたらみないと、とおもっちゃう。

1989年の映画だからふるい映画かと思ったら1989年って考えてみたらそんなに昔じゃない。でもどうして白黒なのだろう。どうしてこんなに古いかんじなんだろうか。

泥がぐちゃぐちゃで、みんな声がでかくて、やることなすことめちゃくちゃで、とちゅうで「もうここで終わってほしい」と3回くらいおもった。だのに、その期待はことごとくうらぎられ、小心者の私はずっとハラハラして大変だった。だれにでも守護天使はいるのかな。

良い映画はあとから何度もおもいだす。DVDがでたら欲しい。