高校生のとき大好きだった『29歳のクリスマス』の再放送を録画してみてた。その最終回。あのときこのドラマの何がそんなにおもしろかったのか。という自問も含めて、おもしろい。
放送されたのは1994年。15年前。まだバブルの匂いが残っていて、夢がでかい。だって柳葉敏郎は「あいつは5億。おれは3000円のブラジャーだぞ」と、仕事で扱うお金の単価という超くだらないことでコンプレックスを抱えている。仲村トオルは、まだ事業がうごいてないのに5億の負債をかかえるというハチャメチャぶり。いったい何に5億つかったのか。
だけど、なんとなく印象にのこる「幸せのなかにぽつんぽつんと不幸があるよりも、不幸のなかにぽつんぽつんと幸せがあるほうがいい」という台詞にはまったく共感ができなくて、自己陶酔しやすいあの世代独特の感覚なのかなあとおもったりした。
ドラマは社会学的にみたらちょうおもしろい気がするけど、そう考えるとめんどくさいなあ。
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