「ぜんぶ、フィデルのせい」をみた。
主人公の少女がとってもかわいい。とってもかわいいのだけど、ずっと怒ってる。小さな女の子が怒ってる姿が異常なほどまでにかわゆいの。
DVDを借りるときは、国とかストーリーとかの前知識がなく映画をえらんでいるので、最初は「心あたたまる感動系」なのかと思ったら、なかなかに骨太な映画だった。
主人公の少女アンナはお金持ちの家の子供だったのに、とつぜん両親が共産主義者になって政治活動にのめりこみ、家族の生活が変わっていく。というお話。
子供に生活の変化を強いているのに、「キョーサン主義」ってなんなのさってことを両親は何も説明してくれない。子供は疑問と理不尽さを受け止めて、めちゃくちゃ怒ってる。映画の半分くらいは怒っているアンナの顔のカットなんじゃないかと思うくらい、とにかく怒ってるアンナの物語なのでした。
自分と境遇が似てるアンナに対してシンパシーを感じるところもあって、とても印象にのこる映画だった。
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